“もしもの時に備えておきたい” — 静かな想いから始まった相談
今回ご相談に訪れたのは、B家様ご夫婦。対象者はご夫婦ご本人であり「どちらかにもしものことがあった場合、慌てずにきちんと送りたい」という優しい想いを胸に、事前相談のためセラホール名取へ来館され
ました。
最初の資料請求はメールから。続いてお電話で会館見学をご案内し、今回の来館へとつながりました。いつかくる“その時”に備えて「今できる準備だけは理解しておきたい」という静かな覚悟が感じられました。
おふたりで歩む未来のために — 準備の第一歩
ご夫婦は普段お二人で暮らしており、菩提寺もお墓も持っていないとのこと。
旦那様はお耳に不自由があるため、連絡先は奥様へお願いしたいという点も丁寧に共有してくださいました。
資料に沿って、
・準備しておくもの
・葬儀の流れ
・必要な手続き
・費用の目安
などを一つひとつ確認し疑問や不安に感じていることを解消していきました。
現在は宗教にこだわりがなく、無宗教の形も検討しており、読経を希望する場合には宗教者紹介を利用できることにも納得していただけました。
参列予定はごく近しい数名と想定されており、ご夫婦らしいお見送りの形を思い描いておられました。
自宅葬への思いと、費用面の不安
相談中に奥様から出た言葉が印象的でした。
「自宅で送ってあげるのもいいかもしれないけれど、費用はどれくらいになるの?」
担当者が丁寧に説明し、祭壇をご用意した場合には 80万円前後の見込みとなることをお伝えしました。
その後の電話では、
・具体的な参列人数
・返礼品の準備
など、より実務的な相談へと発展し、ご夫婦の中で“現実として考える段階”に進んでいることが感じられました。
さらに、樹木葬も検討されているという情報から、名取樹木葬 さくらをご案内し、葬儀後の供養についても視野に入れた相談となりました。
B家様が抱えていた3つの問題点
丁寧にお話を伺う中で、今回の相談には次の3つの不安がありました。
1.お寺やお墓がなく、将来どうすれば良いか分からない
2.費用感がつかめないため、判断できない
3.まだ他社も見学予定で、どこに頼むべきか迷っている
これらは、事前相談をされる多くの方が抱える不安でもあります。担当者は「心配ごとや不安が少しでも解消し、大切な方との時間を安心して過ごしていただきたい」と、お二人の気持ちに寄り添いながら説明を進めました。
“なるほど”と納得につながった瞬間
いくつかの説明の中で、ご夫婦が安心された様子が見られた場面がありました。
・宗教者について
「無宗教でも問題ありませんし、読経をご希望なら当社で紹介も可能です」
・供養について
「墓守がいない場合は、樹木葬という選択肢もあります。当社でもワンストップでご案内できます」
・葬儀費用について
プランに含まれるもの・含まれないものを明確に説明したことで、「ただ金額を見るのではなく“中身”を見るべきなんですね」と、奥様の表情が明るくなりました。
・葬儀社の選び方
「焦らず、安心して任せられる会社を選んでください。当社は何度でも見学可能です」。この言葉に、ご夫婦はゆっくりうなずかれ、迷いが少しほどけたようでした。
今後へ向けたフォロー対応
ご相談後のフォローとして、後日お電話を差し上げ、見積書の郵送をご希望いただきました。
その際にはより具体的なご質問があり、ご夫婦が真剣に準備を進めている様子がうかがえました。
最後に
今回のB家様の事前相談は、“ご夫婦が互いを大切に思い、その未来に備えようとする時間”そのものだったように感じます。
不安や疑問が一つずつ整理され、お二人の中で少しずつ“安心の形”が見え始めたご相談でした。
これからも当社は、ご家族がその時を迎えた時に安心して進められるよう、丁寧に寄り添い続けてまいります。
